TYO

Development History

Development Timeline

これは会社沿革ではありません。トレーディングシステムが実際にどう作られるか——うまくいかなかった部分も含めた記録です。

Every EA Starts With a Question.

  • Can this behaviour be quantified?
  • Can this risk be controlled?
  • Can this logic survive different market conditions?

Then we test. And test again. And rebuild.

From Idea to Algorithm.

Process

全システムに共通する開発ループ

  1. 01IDEA

    着想

    相場である挙動に気づく。この時点ではまだ観察と問いにすぎない。これはルールとして書き下せるか。

  2. 02RESEARCH

    リサーチ

    トレードコードを1行も書く前に、過去データ・ボラティリティ局面・セッションを跨いで観察を検証する。多くのアイデアはここで終わる。

  3. 03PROTOTYPE

    プロトタイプ

    最も粗い形で実装する。エントリーのみ、リスク層なし、最適化なし。目的は利益ではなく、その挙動がそもそも測定可能かを知ること。

  4. 04BACKTEST

    バックテスト

    スプレッドと手数料を織り込み、複数年・複数の相場環境でティックレベル検証を行う。結果と同時に検証条件も記録する。条件のない数値は証拠にならない。

  5. 05FAILURE

    失敗

    ほとんどのプロトタイプはここで失敗する。そしてこれがループの中で最も価値のある段階だ。自分のサンプルを記述していただけのモデルを特定し、最適化で「正しく見せる」のではなく破棄する。

  6. 06IMPROVEMENT

    改善

    失敗が露呈させたもの——多くは緩すぎた定義——を軸にロジックを作り直す。リスク層はこの段階で、エントリーロジック確定より前に設計する。後付けではない。

  7. 07OPTIMIZATION

    最適化

    パラメータを体系的に探索し、単一の最良値ではなく周辺領域の安定性で評価する。1目盛りずらしただけで崩れる山は「設定値」ではなく「人工物」だ。

  8. 08FORWARD TEST

    フォワードテスト

    一度もフィットさせていないデータ上で、実際の執行条件下で稼働させる。バックテストと現実が食い違ってよい場所であり、その食い違いを記録する場所でもある。

  9. 09RELEASE

    リリース

    ドキュメントとともにMQL5で公開する。何をするか、何をリスクとして取るか、その結果がどの条件で得られたか。この文書を欠いたものはリリースとは呼ばない。

  10. 10UPDATE

    アップデート

    実運用での挙動、ユーザー報告、変化する市場構造がループへ還る。すべてのバージョンはソースまで追跡可能で、ループはリサーチから再び始まる。

Record

失敗も記録の一部

勝ちだけを見せる研究ブランドは、ただのマーケティングです。破棄したモデル、作り直したロジック、放棄した前提を掲載するのは、それらが現存するシステムの存在理由だからです。

リリースしたシステム。

各EAは、コンセプト・ロジック・リスクモデル・検証条件まで文書化しています。ブラックボックスも、説明のない実績もありません。